会議運営会社、日本コンベンションサービス(東京都千代田区、近浪弘武社長)の直営カンファレンス施設が6日、福岡市天神地区にオープンした。再開発で誕生した複合施設「福岡大名ガーデンシティ」内のカンファレンス施設で、国際会議やビジネスイベントに利用できる。
カンファレンス施設の名称は、「DAIMYO CONFERENCE(大名カンファレンス)」。福岡大名ガーデンシティ・タワーの3、4階に位置し、全9室で部屋面積は753平方メートル、最大収容人数は430人。和と洋を掛け合わせたオリエンタルなインテリアデザインを基調とし、2フロア吹き抜けの解放感あるエントランスロビーを併設している。
国際会議やセミナー、記者会見、パーティー、企業研修、説明会、商談などに対応する。福岡大名ガーデンシティに6月に開業する「ザ・リッツ・カールトン福岡」をはじめ、複合施設内の他の施設と連携した会議やイベントの開催も可能だ。
開業したカンファレンス施設は日本コンベンションサービス初の直営施設。同社執行役員の大和田雅人氏は「福岡でこれまでにない上質な空間でグローバルに対応するカンファレンス施設となっている。福岡市はインバウンドに力を入れており、積極的に国際会議を呼び込み、MICEで福岡経済に貢献していきたい」と話している。
6日には、他の店舗やフロアを含めて福岡大名ガーデンシティ・タワーのオープニングを記念したイベントが大名カンファレンスで開かれ、関係者など約150人が出席した。カンファレンス施設をはじめ施設見学会が行われたほか、記念講演として福岡県国際金融アドバイザー、ステート・ストリート信託銀行取締役会長の高橋秀行氏が「ビジネス拠点としての福岡」について語った。
開業したカンファレンス施設を関係者が見学