日本コンベンション協会(JCMA、237会員。武内紀子代表理事=コングレ社長)は12日、第3期(2017年度)社員総会を東京千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開いた。2年任期の2年目にあたるため、役員改選は行わず、武内代表理事、舩山龍二相談役(JTB相談役)、近浪弘武副代表理事(日本コンベンションサービス社長)は留任した。
協会設立4年目となる2018年度の基本方針も前年度基本方針を踏襲。(1)コンベンション事業分野を産業として確立する(2)グローバル戦略を推進する(3)次世代人材の確保と育成に向けた取り組みを推進する―の3目標を掲げた。
具体的には、(1)では「会員への要望アンケート結果を集約・検討し、業界としての国への要望活動を実施する」「(日本コングレス・コンベンション・ビューロー=JCCBなど)同業他団体との協業や組織の関わり方について検討する」とした。(2)では「台湾の協会とMOU(基本合意契約)を締結予定」、(3)では「2018年前期にJCMA主催の実践MICE講座を大学で実施する」「大学へのアプローチや観光におけるMICE広報の強化を進める」などと決めた。
武内代表理事