日本ハウス・ホテル&リゾートは3月12日、第15回料理コンテストを栃木県のホテル森の風那須で開催した。
グループ内のシェフ92人がエントリーした今回のコンテスト。予選を勝ち上がった6人が審査に臨んだ。最終審査に臨んだ6人は以下の通り。(エントリー番号順、敬称略)▽石川二郎(ホテル東日本宇都宮)▽菅原大明(ホテル東日本宇都宮)▽半澤積(ホテル森の風鶯宿)▽児玉楓(ホテル森の風鶯宿)▽川崎哲一(ホテル森の風那須)▽大井七海(ホテル森の風那須)
コンテストのテーマは「わくわくする朝食の一品」で、料理原価は150円以内が条件。出品者1人当たり約8分の持ち時間でそれぞれの料理をプレゼン。見栄え、味、アイデア、テーマ性、商品化の可能性の5項目を各10点満点で評価した。審査は同社阿部孝二社長、観光経済新聞社積田朋子社長ら6人の有識者で行われた。審査に臨んだシェフの最年少は19歳、最年長は52歳で、「年齢にかかわらず平等にエントリーできる料理コンテストだ」と相澤敬一常務取締役グループ総料理長。審査の結果「スキヤキベネディクト」を出品した川崎哲一シェフ(ホテル森の風那須)が最優秀賞に選ばれた。
ホテル森の風那須は、昨年10月にファミリー向けホテルとして開業。客室は全90室で、和モダンがテーマ。全ての客室にシモンズ社製のベッドを導入している。最上階には展望大浴場があり、那須の山々と自然を眺めながら温泉を楽しめる。食事は、海と山の幸を生かした「創作和食」のほか、創作イタリアンを取りそろえている。敷地内には、木造2階建てで離れ形式の高級ホテル、ホテル四季の館那須が隣接。大人の宿を想定した全30室で、各室で掛け流しの温泉が楽しめる。食事は「和心オーベルジュ」をテーマとしたフランス料理を提供する。
二つの館で異なるおもてなしを提供し、多様なニーズに応える注目の施設だ。
最優秀賞に選ばれた川崎哲一シェフ
スキヤキベネディクト
ホテル森の風那須(全景)
展望大浴場