専門学校日本ホテルスクール(東京都中野区、石塚勉校長)は4日、東京シティフィルハーモニック管弦楽団によるクラシックコンサート「創立40周年記念音楽会」を東京・西新宿の東京オペラシティコンサートホールで開いた。ホテル、旅館、ブライダル、レストラン、観光関連団体関係者や、在校生など、1350人が出席した。
コンサート開始に先立つ主催者あいさつで石塚校長は「『不易流行』の精神、つまり根本的な理念は変えないが、時代や状況の変化に柔軟に対応するという考え方で40年間学校運営にあたってきた。今後もこれを継続していく」と語り、新たな時代に対する挑戦の決意を示した。
同校の歴史は、プリンスホテルによる71年の設立準備室開設に始まる。翌72年に「プリンスホテルスクール」として学生数160人で開校。76年には財団法人日本ホテル教育センターを設立し、同時に校名を「日本ホテルスクール」とした。87年に東京都知事から専修学校の認可を受け、財団立の専門学校日本ホテルスクールとした。また09年に学校法人日本ホテル学院を同財団から分離、設立。同学校法人が運営する専門学校という現在の姿になった。
在校生数も約20年前から1千人規模となり、日本最大級のホテル学校として、国内外のホテル、レストラン、ブライダル業界に人材を輩出し続けている。卒業生の総数は9745人。
あいさつする石塚校長