専門学校日本ホテルスクール(JHS、東京都中野区、石塚勉校長)は1月26日、2022年度「第2回JHS卒業発表会」を東京都千代田区のホテルメトロポリタン・エドモントで開いた。感染防止対策を徹底し、ホテル、ブライダル会社や学生の父兄などを中心に会場で45人、オンライン(ZOOM)で140人が参加した。
卒業発表会の共通テーマは「SDGs×インバウンド」。昼間部ホテル科・英語専攻科はレストランマネジメントゼミの全17チーム、昼・夜間部ブライダル科はブライダルゼミの全13チーム、夜間部ホテル科はホテルゼミの全12チームでグループワークを実施。校内予選会で選ばれた各ゼミ2チームずつ、計6チームがプレゼンテーションを行った。
学生たちは、これまでに学んできた複数の科目の内容を生かしながら企画提案をまとめ、2年間の学びの集大成として発表会に臨んだ。
共通テーマの下にゼミごとに与えられた3種類のテーマ「新規レストランの事業提案」「新規婚礼施設立ち上げのプロモーション提案」「観光リゾート地のエリアマーケティング」に対する企画を、商圏分析、SW0T分析、ターゲット・ペルソナ設定、収支計画、3D内装動画などを駆使しながら発表した。
ホテルゼミの発表に講評した日本ホテルの人事担当者は、「過疎化や伝統文化の継承といった日本が、そして宿泊業界が抱えている課題をきちんと認識、分析し、短いプレゼンテーションの中で解決提案をするなど、極めて質の高い発表だった。皆さんの柔軟な発想を社会人になった後もぜひ現場で、会社の中で生かしてください」とエールを送った。
卒業発表会の様子