日本ホテルスクール(東京都中野区、石塚勉校長)は16日、第26回弁論大会をなかのZEROホールで開いた。全校在学生約900人と審査員、教職員ら約50人の聴衆を前に、予選を通過した学生10人が若い感性で熱弁をふるった。
日本語部門5人、英語部門5人の弁論を、外資系ホテル総支配人などで構成するゲスト審査員20人が審査。日本語部門最優秀賞には昼間部ブライダル科2年の田川沙樹さんの「言葉の持つ力」、英語部門最優秀賞には昼間部ホテル科2年の林子淳(Tzu Chun Lin)さんの「すべての卵を中国のバスケットに入れるな(Don’t Put All Your Eggs in the Chinese Basket)」が選ばれた。
同弁論大会は、「表現力、語学力の向上」「同世代の考え方、価値観の共有」などを目的に開始され、今年で26回目を迎えた。
パークハイアット東京のエルベ・マゼラ総支配人は総評で、「私はペストリー(パティシエ)から始めて、現在は総支配人。LOVE(気づかい)を忘れず、リミット(限界)を設けず、一生懸命働いてほしい。ホテル業界の中で、皆さんの将来の可能性は無限に広がっている」と在学生に語りかけ、エールを送った。
同ホテルには、日本ホテルスクールの卒業生が40人在籍。来春も5人の入社が内定している。