日本ホテル協会は3月22日にグランドハイアット東京(東京都港区)で開催した春季通常総会で、任期満了に伴う役員の選任を行い、新会長に定保英弥氏(帝国ホテル)を選出した。同日に開催された懇親会で定保氏は「われわれホテル業界は苦しい3年半を過ごしてきたが、各方面からのご支援を頂戴し、何とか今日を迎えられている」と述べ、「厳しい状況は続くが、会員各位とともに山積する課題に前向きに取り組みながら、この未曽有の難局を乗り越え、ホテル業界、観光業界を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
定保氏は1984年学習院大学経済学部卒。同年帝国ホテル入社。2004年同社営業部長、08年同社ホテル事業統括部長、09年帝国ホテル東京総支配人などを経て、17年から同社代表取締役社長、社長執行役員(現職)。日本ホテル協会では18年に理事、19年に副会長に選出されている。
抱負を述べる定保新会長