韓国の魅力を話す石坂さん（左）と吉田さん
韓国観光公社、新ブランド広告発表
韓国観光公社（ＫＴＯ）東京支社は11月21日、日本市場で訪韓観光客の誘致に向けた新たなブランド広告を発表した。日本市場に特化したものを作成し、15年ぶりに韓流スターでなく日本人モデルを起用。20～30代女性を主なターゲットに、「日常の関心事」に韓国旅行を組み込んだ四つの「コラボ旅」を動画やポスターを使って提案するなど、新たな顧客を獲得する。
広告はこれまで、2003年の韓流ブーム以降、韓流スターを起用。また、広告はグローバル展開され、個人旅行のトレンドに合わせた「Ｉｍａｇｉｎｅ ｙｏｕｒ ＫＯＲＥＡ」を広告ブランドとして展開してきた。今回は、海外旅行で需要の高い20～30代の女性、特にミレニアル世代の20代の女性に対して集中的アプローチを行う。韓国を生活の中で気軽に行ける場所として紹介し、新たなライフスタイルを提案する。
ＫＴＯでは、ＳＮＳやポータルサイトの検索ワードから、20代女性が日常で関心を寄せているキーワードを四つ（（1）インスタ映え（2）レトロ（3）グルメ（4）メイクオーバー〈イメチェン〉）抽出。今後は、フォトジェニック旅行など、日常の関心事と韓国とのコラボ旅を提案していく。
同日に東京で開かれた「韓国観光ブランド発表会」では、ＫＴＯの安榮培（アン・ヨンベ）社長が昨年に韓国を訪問した日本人は75万人で全体の約25％であることを紹介。「若者たちにＳＮＳで韓国の情報を共有してもらい、誘客へとつなげたい」と期待した。また、今年の訪韓日本人数の見通しは約320万人と発表した。
このほか、広告に出演するモデルの石坂友里さんと吉田沙世さんが出席。石坂さんは「（サッカーの）日韓ワールドカップから興味を持ち、韓国には通っている。おいしいものが多いので、ぜひ食べてほしい。次はメイクオーバーの旅行がしたい」と述べた。吉田さんは「撮影では、慶州の街並みが良かった。グルメは気になっており、カフェをしながらまた歩きたい」と話した。
韓国の魅力を話す石坂さん（左）と吉田さん
