観光庁は、日本人の国内旅行消費額の確定に伴い、日本人、訪日外国人を含む2017年の日本国内での旅行消費額が前年比3.4%増の約26兆7千億円だったと発表した。日本国内での旅行消費額は3年連続の増加となった。
内訳は、日本人の宿泊旅行が約16兆1千億円、日本人の日帰り旅行が約5兆円、日本人の海外旅行(国内消費分)が約1兆2千億円、訪日外国人の旅行が約4兆4千億円。
旅行消費額の構成比は、日本人の宿泊旅行が60.2%、日本人の日帰り旅行が18.8%で、全体に占める日本人の国内旅行の割合は79.0%となった。一方で訪日外国人の旅行の構成比は、10年には5%ほどだったが、旅行者数の増加に伴って17年には16.5%に達した。
日本国内での旅行消費額は、観光庁が実施している「旅行・観光消費動向調査」「訪日外国人消費動向調査」から算出された。