長崎県佐世保市の宇久町観光協会(村上正一会長)は、第4回「日本国際観光映像祭」で、宇久島の豊かな歴史を訴求する観光動画「宇久島」がグランプリ(日本部門)を受賞したと発表した。
同映像祭は、国連世界観光機関(UNWTO)が認定する国際観光映像祭ネットワーク(CIFFT)に加盟する映画祭で、観光誘客などを目的に制作された映像のコンペティション。第4回では国内部門に201本、国際部門は1534本の応募があった。
宇久島は古代には中国や朝鮮への中継地として遣唐使船が寄港し、壇ノ浦の戦いに敗れた平家盛が安住の地を求めてたどり着いたという伝説が残る。「動画は家盛を1人の主人公(大城規彦)として、漂着した家盛が島の自然や風土によって癒やされていく軌跡・奇跡を、島の暮らしとともに描いている」(同協会)という。上映時間は約4分。
村上会長は「(動画で描かれた)宇久の景色をみて引かれた方は、ぜひ実際にご自身の目で確かめに来てほしい」とコメントしている。