「日本忍者協議会」が発足した。海外で人気が高い「忍者」をゆかりの地域が連携して情報発信し、国内外の観光客誘致など地域活性化につなげる。9日、東京都内で記者発表会があり、発起人となった自治体のトップら11人が忍者衣装で勢ぞろいした。
伊賀、甲賀、風魔、真田などの忍者で知られる地域がネットワークを構築。観光振興などのための情報発信やイベント開催といった事業を行う。
会長には、伊賀市がある三重県の鈴木英敬知事が就任。鈴木会長は「忍者を日本固有の文化としてブランド化する。オールジャパンで情報を発信し、忍者ブームを起こしたい」とあいさつした。
記者発表会には、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが応援に駆け付け、忍者協議会の取り組みに期待の言葉を送った。
協議会の副会長は次の通り(敬称略)。
黒岩祐治(神奈川県知事)、加藤憲一(小田原市長)、阿部守一(長野県知事)、母袋創一(上田市長)、岡本栄(伊賀市長)、廣澤浩一(伊賀上野観光協会)、三日月大造(滋賀県知事)、中嶋武嗣(甲賀市長)、山口祥義(佐賀県知事)、谷口太一郎(嬉野市長)、溝畑宏(元観光庁長官)
協議会役員と、応援に駆け付けた市川海老蔵さん(前列左)