日本旅行は15日、長野県飯山市の観光農園で同県在住の在日外国人を招いてりんご狩り体験イベントを行った。9月27日にオープンした観光農園「日本旅行ファーム」のオープン記念で実施。中国、台湾、香港、フィリピンの4カ国・地域の外国人30人が英語ガイドによる説明を受けながら狩りを楽しんだ。
日本旅行は4月、高まっている外国人客の「コト消費需要」への対応や、地域活性化を狙いに飯山市のりんご農園「塩崎農園」と連携。農園でのりんごの収穫権利を取得し、主に訪日客向けに農園の企画や運営、プロモーションを行うことになった。
イベント当日は飯山市の月岡寿男副市長、日本旅行の喜田康之取締役が歓迎のあいさつ。参加者の一人は「りんご狩り体験はとても楽しく、よい思い出ができた。りんごはとてもおいしいし、スタッフも皆さんいい方」と笑顔で話していた。
日本旅行は事業を通して高品質な日本の農産物をアピール。農業を通した地域への来訪機会の拡大、農産物のブランド化を果たすなど、地域に貢献するとしている。
場所は北陸新幹線飯山駅から徒歩7分。今年は12月3日までの営業で、来年以降も9月末から12月初めまで営業する。料金は英語ガイド、りんごの食べ放題、土産りんご3個付きで1500円。