日本旅行赤い風船事業部がインターネット専用宿泊プラン「ワケあり大バーゲン」を発売し、人気という。急なキャンセルで大量の空室が発生したり、低層階の部屋で眺めが悪いなどの売りにくい部屋を、訳を明示した上でバーゲン価格で販売する。「消費者の『理由が分からないで安いのは不安。ただし安い理由が分かれば1円でも安い方がいい』という動向にマッチし、販売が拡大している」(同社)。
設定施設数は首都圏10、北陸7、関西3、山陰山陽13、四国10、九州9の計52施設(11月24日現在)。来年3月までの設定で、施設は順次追加する。
安い理由はこのほか「旅館だが、客室係がつかない」「チェックイン時間が遅く、チェックアウト時間が早い」「自動販売機と同一フロア(販売機の音がうるさい)」「部屋タイプが宿泊施設まかせ(狭い部屋になる場合がある)」「部屋のトイレが和式」「部屋の改装が進んでいるホテルで、未改装の部屋」「部屋までエレベータがなく階段利用になる」など。
例えば静岡県伊東温泉のホテルラヴィエ川良は低層階の部屋で1泊2食7200円(2人1室、土曜泊除く)。同社の他商品より最大3400円安くなる。