日本旅行の主に関東地区で勤務したOBによる組織「日本旅行関東地区OB会」(菊地憲一会長)が30周年を迎え、11日、東京の浅草ビューホテルで記念式典を開いた。金井耿元社長、堀坂明弘前社長ら会員約60人と同社の現役の役員、社員ら合わせて約80人が出席。「カリスマ添乗員」の異名を持つ同社社員で「おもしろ旅企画ヒラタ屋」代表の平田進也氏が「『商売は笑売』笑いの旅行人生、本音で語ります」をテーマに講演した。
OB会の菊地会長は「1994年、66会員でスタートし、現在は260人を超える規模になった。節目を機に、さらなる拡大を」とあいさつ。
同社の小谷野悦光社長は会社の近況報告とともに、会の節目を祝うビデオメッセージを寄せた。舘真常務は懇親会の冒頭、OB会の名誉会長で同社常務執行役員の鈴木誠一氏は式典の席上、来賓を代表して祝辞を述べた。
講演した平田氏は1980年に日本旅行入社。以来43年間、学生時代のテレビ出演で培った巧みな話術とサービス精神で「ナニワのカリスマ添乗員」として活躍し、多くのファンを獲得。同氏と行くツアーは毎回応募が殺到する人気のツアーとなっている。講演では「これまでやってきたことは一つ。人を喜ばせることだ」「ウエルカムの気持ちがあってこそお客さまが来てくれる」「笑いは心のバリアと財布のひもを解く」とユーモアを交えて自身のサービス哲学を語った。