日本旅館協会北海道支部連合会は10日、会員旅館を対象にした宿泊実績調査の今年7月の結果をまとめた=表。前年同月の実績に対して宿泊人員が3.9%の減少、売り上げが4.0%の減少となった。
回答施設数は、道内の主な観光地、温泉地14地区に所在する103軒。
宿泊人員の内訳では、国内客が5.9%減、訪日客が2.3%増だった。国内客では、悪天候の影響、西日本豪雨に伴う旅行需要減少の可能性を指摘する宿泊施設も。インバウンドは、東アジア、東南アジアを中心に堅調だったとみられる。
地区別の宿泊人員は、「定山渓温泉・小金湯温泉」(5.8%増)、「大雪層雲峡・旭川・美瑛・富良野」(4.8%増)など6地区がプラスだったが、「小樽・朝里川温泉・札幌・空知」(3.1%減)、「登別温泉・カルルス温泉」(9.1%減)、「洞爺湖温泉・支笏湖・日高・えりも」(11.0%減)など8地区がマイナスだった。