日本旅館協会北海道支部連合会は12日、会員旅館を対象に実施している宿泊実績調査の今年6月分の結果をまとめた=表。前年同月の実績に比べて、宿泊人員が減少したが、売り上げは増加した。
道内の主な観光地・温泉地14地区に所在する107軒が回答(訪日客の宿泊人員の回答数は98軒)。
宿泊人員は前年同月比1・8%減。このうち国内客は3・6%減、一方で訪日客は5・3%増だった。地区別では、8地区がプラスだったが、昨年春の北海道新幹線の開業の反動減などで「函館・湯の川・松前・江差・八雲」が22・4%減となるなど6地区がマイナスだった。
売り上げは前年同月比1・6%増。14地区のうち8地区がプラスだった。
宿泊人員と売り上げの両方がプラスだったのは、「根室・標津・川湯・摩周温泉」「知床 ウトロ温泉・岩尾別温泉」「十勝川・然別湖・帯広・帯広近郊」「利尻・稚内」「小樽・朝里川温泉・札幌・空知」の5地区だった。