夜景観光コンベンション・ビューロー(CB、東京都中央区、丸々もとお代表理事)はこのほど、日本三大イルミネーションに札幌市の「さっぽろホワイトイルミネーション」、長崎県佐世保市の「ハウステンボス(HTB)光の王国」、足利市の「あしかがフラワーパーク光の花の庭」を選んだと発表した。
10月20日、栃木県足利市で開催した「夜景サミット2017in足利」で、日本を代表するイルミネーションブランドとして、日本三大イルミネーションを発表、認定授与式も行った。
同ビューローによると、イルミネーションは夜のエンターテイメントとして急速に発展、進化し、今や夜の観光集客イベントとなっている。また、「冬の風物詩だったが、春や夏、秋にも開催されるようになり、地方都市では滞在型観光促進の起爆剤としてイベントを開き、地域活性化の一助を担っている」という。
日本三大イルミネーションについては、ビューロー内に認定委員会を設け、(1)敷地を生かし、LED照明を効果的に活用したイルミネーション(2)オリジナリティのある照明演出(3)会場は回遊性があり、幅広い年代層に親しまれている(4)レストラン・売店など飲食、サービスが充実している―といった7項目をクリアしたイルミネーション候補地の中から、全国5212人の夜景観賞士による投票などを経て決めた。
さっぽろホワイトイルミネーションは1981年にスタートした、国内イルミネーションの元祖。現在のエリアは札幌市内大通り公園1~8丁目までで、「雪景色との共演する美しさに惹かれ、世界各国から多くの観光客が訪れている」という。
ハウステンボス光の王国は国内最大1300万球の光や最新技術によって作り上げられるイルミネーションイベント。あしかがフラワーパーク光の花の庭は、LED約400万球によって花の世界を彩る真冬の光の祭典。3カ月間で60万人が来場するイベントとなっている。
「イルミネーションの日々の進歩・進化の観点から、3年に一度の再認定を行う」としている。
同ビューローは世界新三大夜景、日本新三大夜景、関東三大イルミネーションなどの認定も行っている。