日本観光旅館連盟(近兼孝休会長)はこのほど、東京・千代田区の日観連本部で会員旅館・ホテルを対象に中国語講座を初めて開いた。日中産官学交流協会との共催。個人観光査証(ビザ)の発給などで拡大が見込まれる中国人旅行者へのもてなしを向上させようと、経営者をはじめ女将、接客担当者らが発音の基礎などを学んだ。
首都圏や北海道に所在の温泉旅館やホテルから20人が参加した。講師はLEC東京リーガルマインド大学教授で心弦社代表の田中則明氏。田中氏が開発した日本人のための独自の発声速習法がわかりやすいと好評だった。
語学に合わせて、日中産官学交流協会事務局長の李琳氏が、中国の海外旅行事情や中国人に喜ばれるもてなしなどをテーマに講演した。李氏は中国の吉林大学で日本語を専攻し来日。中国向けの各種PRなどを支援する会社、風樹の代表でもある。参加者は、中国人の受け入れ拡大に生かそうと熱心に聞き入った。
中国人旅行者へのもてなしを向上させようと、日本観光旅館連盟が中国語講座を開いた。
旅館・ホテルの経営者、女将、接客担当者らが発音の基礎などを学んだ。(日観連本部で)