日本観光旅館連盟首都圏支部の湘南連絡会(本山勝男会長)は2日、毎年恒例の清掃活動を神奈川県厚木市の七沢温泉周辺で実施した。今年で19回目を数える。活動を地域の人にも知ってもらおうと作成した「日観連」の文字が入った会員お揃いのベストを着用し、約2キロの山道の清掃に励んだ。
湘南連絡会は神奈川県内の4市1町1村に旅館・ホテル14軒の会員を持つ。清掃活動は毎年場所を変えて実施している。
今年は会員11人が七沢温泉玉川館に集まり、伊勢原市日向薬師との間を清掃。また同日に開いた総会での講演をリコージャパンに依頼したところ、清掃活動にも参加したいと申し出があり、営業担当者7人も加わった。降りしきる雨の中、約1時間半をかけて空き缶や紙くずを拾い集めた。
同連絡会の旅館みはる(同県清川村)の支配人、川瀬松雄氏は「清掃活動に対する会員の集まりもいい。震災の影響などもあるが、前向きにがんばることを申し合わせた」と話していた。
清掃後に参加者で記念撮影を行った