日韓両国の文化交流イベント「日韓交流おまつり」(主催=日韓交流おまつり2023実行委員会、特別協力=文化庁、韓国観光公社など)が9月30日と10月1日の2日間、東京の駒沢オリンピック公園で開かれた。コロナ禍によりリアルでの開催は4年ぶり。オープニングで両国の実行委員長らはイベントを契機とした日韓のさらなる交流促進を願うあいさつを述べた。
日本側実行委員長の佐々木幹夫氏(日韓経済協会会長)は「最悪と言われた日韓関係が劇的に変化している。未来を共に描く環境が整いつつある。新しい時代へ、(イベントが両国の)友好と信頼をさらに深める一歩となることを願う」。
韓国側実行委員長のソン・ギョンシク氏(韓国経営者総協会会長)は「日本でKポップが注目され、韓国では日本の漫画がブームだ。次世代を中心に、新しい思考と行動で両国の交流が深まることだろう」と応えた。
韓国のユン・ドクミン駐日特命全権大使、日本の堀井巌外務副大臣、都倉俊一文化庁長官、萩生田光一自民党政調会長ら8氏があいさつ。福田康夫元首相、山口那津男公明党代表らを加えた14氏でくす玉を割り、イベントのスローガン「共に描く未来」を披露した。
ステージでは日韓両国の芸能などアトラクションを披露。韓食販売コーナーや韓服試着コーナー、韓国観光公社による観光PRコーナーも設置され、多くの人が訪れた。
イベントは日韓国交正常化40周年を記念して2005年に韓国・ソウルで初開催。09年から東京でも開催され、以来、両国での開催が続いている。コロナ禍で20年から3年間はオンライン開催となったが、今回4年ぶりにリアルで開催された。
両国の実行委員長、来賓らによるくす玉割り