日韓の観光当局が毎年開催している日韓観光振興協議会が12月19日、韓国のソウルで開かれた。日韓関係の悪化に伴い韓国からの訪日旅行控えが続く中での開催となったが、相互交流の推進に努力することを盛り込んだ確認文書に署名した。
観光庁の髙科淳国際観光部長と、韓国文化体育観光部の崔秉九(チェ・ビョング)観光政策局長が確認文書に署名した。
確認文書には、「両国をとりまくさまざまな状況にかかわらず、観光交流はこれに影響を受けることなく、推進されることが望ましいという認識を共有し、継続的・安定的に相互交流を推進していくための方策を立てるために努力する」と明記。
この他、観光交流の具体策では、青少年、大学生の交流活性化に向けて、修学旅行や、文化、芸術、体育の交流などを促進することで一致した。また、ICTの発展や個人旅行化など観光のトレンドの変化に対応するため、観光当局間で情報を共有していくことも確認した。