戦前に旧海軍鎮守府があった神奈川県横須賀市、広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市の市長でつくる旧軍港市振興協議会(会長・吉田雄人横須賀市長)が11月26日、文化庁の「日本遺産」への認定を目指し、初めて都内でフォーラムを開いた。4市は有形、無形の遺産のストーリーをまとめ来年4月の登録を目指す。
フォーラムでは4市の市長が登壇し「旧軍港4市の近代化遺産の魅力について」と題したシンポジウムを開いた。「4市の近代化遺産を巡るスタンプラリーを旅行商品化できるのでは」(吉田横須賀市長)、「4市の海軍ゆかりのグルメ巡りもツアーになる」(小村和年呉市長)、「近代化の歴史を書物、ガイドブックにまとめることで国を守る大切さを伝えたい」(朝長則男佐世保市長)、「4港を回るクルーズ船を運航しては」(多々見良三舞鶴市長)など、活発な意見が交わされた。
協議会は4市を紹介するホームページを新たに開設したほか、今後、連携事業を開催していく。
左から、多々見市長、朝長市長、小村市長、吉田市長