星野リゾートに国内外から285人が入社した。5日、奥入瀬渓流ホテルで入社式を行った。
星野リゾート(所在地:長野県・軽井沢町/代表 星野佳路)は、2019年4月5日、青森県十和田市にある奥入瀬渓流ホテルにて、2019年度春の入社式を実施しました。今回の春の入社式は過去最高の人数となり、国内外から285名の新入社員が参加しました。
手形で契りを残す「契りの会」
入社式では、手形で契りを残す、毎年恒例の「契りの会」を実施しました。代表の星野佳路から「顧客は友人、社員は家族」という星野リゾートの価値観を伝えたあと、新入社員から働くうえでの決意と目標を1人ずつ川柳で発表しました。その後、手のひらに絵具をつけ、手形を押す「手形の契り」を交わしました。
手形の契りは、スタッフと会社の間で結ぶ、2つの約束を意味しています。1つ目は、当社がスタッフに対し、法律上の雇用関係だけではなく、時には雇用主と雇用者との関係を超えてスタッフを助けるという約束です。2つ目は、スタッフが研修を通して理解した組織の文化に寄与するという約束を意味します。
接客に生かす地域魅力を体験
当社では、自然、伝統工芸、食、芸能など地域の魅力をスタッフが学び、顧客への旅の提案に生かす取り組みを行っています。青森県三沢市にある青森屋では、顧客がいつでも青森の祭りを楽しめるように、ショーレストラン「みちのく祭りや」にて、青森四大祭りのショーを毎晩実施しています。また、南津軽大鰐町に位置する界 津軽では、津軽三味線の生演奏を披露するプログラム「ご当地楽」を毎晩開催しています。入社式では、地域魅力の体験として、界 津軽のスタッフによる津軽三味線の生演奏と、青森屋のスタッフによる青森ねぶた祭のショーを実施しました。最後に、青森ねぶた祭を盛り上げるのに欠かせない踊り手「跳人(はねと)」を新入社員全員で体験することで、地域魅力を学び、感じました。
入社式前に、285名の新入社員がホテル運営の基本を学ぶ
入社式前に、5日間の研修「Warm-up Camp」を実施しました。この研修では、接客研修や経営に関するデータ分析などの座学プログラムだけでなく、自分たちで食事の準備や客室の清掃も行いました。研修を通し、新入社員がホテル運営の基本と星野リゾートの組織文化を学びました。
「2019年度春の入社式」概要
日程:2019年4月5日
時間:14:00~15:30
会場:星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル(青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231)
参加人数:285名(内訳:国内スタッフ273名、海外スタッフ12名)
内容:代表 星野佳路の挨拶、契りの会、青森の文化体験(津軽三味線の生演奏、青森ねぶた祭のショー、跳人体験)
採用活動について
当社では入社時期を4月、6月、10月、12月、2月の年5回設け、社員が入社時期を選択できます。海外留学や旅行、ボランティア活動を経験するなど、各自が思い思いの時間を過ごしてから入社しています。現在、当社の運営施設は国内外に37施設あります。海外では、インドネシア・バリ島ウブドにある「星のやバリ」に続き、2019年初夏には台湾中部に位置する台中・谷關(グーグァン)温泉で海外2施設目の「星のやグーグァン」を開業予定です。今後、国内外への事業展開に伴い、採用人数も増やしてまいります。
<入社人数の推移>
2016年度春入社 176名(年間:264名)
2017年度春入社 234名(年間:355名)
2018年度春入社 231名(年間:355名)
2019年度春入社 288 名(年間:430 名)(予定)