星野リゾート(星野佳路代表)は11日、東京都内で定例プレス発表会を開き、新しいホテルブランド「OMO」(おも)で展開する新サービスを説明した。ホテル近隣のディープな魅力を楽しんでもらおうと、宿泊客を街へ案内するサービスを行う。
OMOは都市部に展開する観光旅行者向けの「都市観光ホテル」で、4月28日に旭川(北海道旭川市、ホテル名・星野リゾートOMO7旭川)、5月9日に大塚(東京都豊島区、同・星野リゾートOMO5東京大塚)にそれぞれオープンする。
サービスの一つは、ホテルスタッフがガイドとして街を案内する「GO―KINJO」(ゴーキンジョ)。路地裏グルメ、ナイトカルチャー、インスタ映えする店など、地元の人のみが知る「特別な場所」に宿泊客を案内する。料金は2時間で千円。
街歩きのツールとして、ホテルスタッフ自らが調査して作成したホテルから徒歩10分圏内のオリジナル「ご近所マップ」を用意する。
「多くのホテルがビジネス客と観光客の両方をターゲットにする中、OMOは観光客のみにフォーカスした」と星野代表。旭川で二つのベッドをL字型に配置し、団らんのスペースを確保した「DANRANルーム」、大塚で上段にベッドを配したやぐらのような形の「YAGURAルーム」など、ホテルのコンセプト「旅のテンションを上げる」を意識した、遊び心のある客室の設えにした。
旭川は237室で1泊(2人1室利用時1人)5千円から。大塚は125室で同7千円から。