帝国データバンクによると、昨年1年間(2017年1~12月)の旅行業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は30件、負債総額は213億2500万円だった。件数は前年比15・4%増加(4件増)。負債は「てるみくらぶ」倒産の影響が大きく、同1139・1%増(196億400万円増)と大きく増加した。
3月にてるみくらぶ(本社・東京都)が負債159億8300万円で破産。同年ではタカタ(負債1826億3300万円)などに次ぐ5番目の大型倒産となった。
12月単月は件数2件、負債総額2700万円。件数は前月と同数、前年同月比では1件増加した。負債は前月比95・2%、前年同月比12・9%それぞれ減少(5億3千万円減、400万円減)した。