国土交通省港湾局はこのほど、2016年の訪日クルーズ旅客数の動向(速報)を発表した。訪日クルーズ旅客数は前年比78・5%増の199万2千人、クルーズ船の日本への寄港回数は同38・8%増の2018回となり、いずれも過去最高を記録した。
クルーズ船の港湾別の寄港回数は、1位は博多港328回(前年1位259回)、2位は長崎港197回(同2位131回)、3位は那覇港193回(同4位115回)、4位は横浜港128回(同3位125回)、5位は神戸港104回(同5位97回)。
外国船社が運航するクルーズ船の日本への寄港回数は、中国からのクルーズ船の増加などから、過去最高の1444回(前年965回)。日本船社の寄港回数は574回(同489回)だった。
国土交通省では、政府が策定した観光政策の計画「明日の日本を支える観光ビジョン」(16年3月30日)に掲げられた目標である「訪日クルーズ旅客を2020年に500万人」の実現に向け、クルーズ振興に取り組んでいる。