国土交通省はこのほど、07年7〜9月の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。延べ宿泊者数は8515万人泊で、このうち外国人は全体の6.7%に当たる571万人泊となった。定員稼働率は49.5%。回答施設は7533(回収率72.4%)だった。
観光目的の宿泊者が50%以上の施設の延べ宿泊者数は4906万人泊、50%未満の施設は3608万人泊。合計の延べ宿泊者数を月別にみると、7月が2545万人泊、8月が3403万人泊、9月が2567万人泊。
外国人の国籍別の上位は、1位の韓国が117万人泊、2位の台湾が98万人泊、3位のアメリカが73万人泊、4位の中国が64万人泊。
観光目的の宿泊者が50%以上の施設では、外国人延べ宿泊者数が276万人泊、50%未満の施設は295万人泊だった。
月別の定員稼働率は、7月が43.9%、8月が58.7%、9月が45.7%。観光目的の宿泊者が50%以上の施設は、7〜9月が43.3%、月別では7月36.8%、8月54.6%、9月38.3%で推移した。
宿泊統計は昨年1月から本格実施されたが、予備調査のデータを基に前年比を算出すると、新潟県の延べ宿泊者数は7月が4.1%減、8月が6.4%減で、中越沖地震の影響とみられる。また、石川県は7月が12.7%減、8月は13.6%減で、能登半島地震の影響が続いているようだ。