内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の4月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比2.6ポイント増の50.4と、2カ月連続で上昇した。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連の全てのDIが上昇。景気の先行き判断DI(同)も50.3と、前月を0.2ポイント上回った。回答者から「国内宿泊マーケットは底を脱した印象が強い」などの声が上がっている。
DIは宿泊、商店など、地域の景気の動きを観察できる職種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状、2~3カ月先の景気について、「良い」「どちらとも言えない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。
現状DIは家計動向関連が前月比2.8ポイント増の49.6。同DIを構成する小売関連、飲食関連、サービス関連、住宅関連の全てのDIが上昇した。
全国12地域別では、9地域が上昇。中国、九州、沖縄が低下した。
先行き判断DIは、家計動向関連が0.9ポイント減の50.0。サービス関連、飲食関連が上昇するも、小売関連、住宅関連が低下した。
企業動向関連、雇用関連は上昇した。
景気判断理由で主な回答は次の通り。
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