内閣府は10月11日、景気ウォッチャー調査の9月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比2.9ポイント増の48.4。サービスなど家計動向関連が上昇。企業動向関連と雇用関連が低下した。観光関係者から「少しずつ新型コロナウイルス感染症発生前の姿を取り戻しつつある」などの声が上がっている。
調査は地域の景気の動向を観察できる業種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状と、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらとも言えない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。
現状DIは家計動向関連が前月比5.0ポイント増の48.8。このうちサービス関連が5.7ポイント増の50.3。飲食関連が19.6ポイント増の56.7と大きく上昇した。
先行きDIも家計動向関連が上昇。企業動向関連と雇用関連が低下した。このうちサービス関連は前月比4.0ポイント増の56.2。飲食関連が5.5ポイント増の57.0。
景気判断理由の主な回答は次の通り。
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