地域の独自の味と風景を、農業漁業の新たな市場創出のための資源と捉え、その継承と活用に取り組む人々を全国各地に訪ねる。その熱い思い、連携の広がりを伝える。
また、その人々をどう支えるのか、「味の景勝地」「原産地呼称保証」など国の後押しや自治体と住民主体の取り組みで、少ない予算で大きな成果を挙げたヨーロッパの事例を紹介し、日本の取るべき方策を考える。
著者は文化的景観の専門家で元文化庁文化財調査官の井上典子氏と技術士(総合技術監理部門・農業部門)、栄養士の染井順一郎氏。
A5判、248ページ。2940円(税込み)。問い合わせは学芸出版社TEL075(343)0811。