有馬温泉観光協会(神戸市北区)は10月21日、有馬温泉観光案内所会議室で、浜坂町漁業協同組合(兵庫県新温泉町)と、浜坂産松葉ガニ(ずわいがに)を直接取引する契約を結んだ。
今冬から「有馬美食倶楽部」として、旅館・ホテル22施設、飲食店10施設で、活松葉がにプランを地域ぐるみでスタートする。京阪神では冬場のかに目当ての観光客が多い。有馬温泉では本場の活松葉ガニを楽しめるとしてPRする。
11月上旬には有馬温泉の旅館・ホテルや飲食店の料理人と各施設自慢の松葉ガニ料理を紹介するパンフレットやホームページを開設する。
「食の宝庫といわれる兵庫の食材を活用した地産地消の取り組み」(當谷正幸観光協会長)、「温泉、情緒、食の3つで、温泉観光地は成り立つ」(増田晴信有馬温泉旅館共同組合長)、「全国的に漁協の直販が進んでいる。浜坂漁港としてもこれをチャンスと考えている」(川越一男浜坂町漁業協同組合組合長)と関係者は口をそろえる。
活松葉ガニプランでは、一般的なかにすきだけでなく、会席料理の一品、創作料理など施設の個性を生かしたメニューが登場する予定。
両団体が契約書に調印した