観光経済新聞社は、旅行口コミ比較サイトを運営するフォートラベル(東京都渋谷区、安永成志社長)に呼びかけ、旅好きが選ぶ「にっぽんの温泉」「人気温泉旅館・ホテル」のアンケート調査を実施していたが、13日までに結果がまとまった。総合ランキングでは、温泉地は箱根湯本(神奈川)、旅館・ホテルは加賀屋(石川)が1位となった。
アンケート調査は初の試み。観光経済新聞社は旅行業者ら、いわゆる旅行のプロを調査対象としているが、フォートラベルは一般消費者(会員約30万人)が対象なため、ランキングにやや違いはあるが、総じて似たような温泉地や旅館・ホテルが名を連ねた。
調査は7月6〜12日に実施。回答数は約1200件だった。「日々フォートラベルを閲覧していて旅行情報に多く触れており、知識が豊富な人が答えた」(メディア本部)という。
温泉地の2位は草津(群馬)で、以下、3位別府(大分)、4位有馬(兵庫)、5位登別(北海道)の順。また、旅館・ホテルの2位は乳頭温泉鶴の湯(秋田)、3位富士屋ホテル(神奈川)、4位水明館(岐阜)、5位杉乃井ホテル(大分)だった。
フォートラベルは「温泉地、旅館・ホテルとも口コミや旅行記で人気が高いもので、想定通りだった。ファミリー層は子どもが飽きずに遊べ、親はゆったり温泉に浸かれるような大規模旅館が人気。シニア層からは秘湯の宿などが挙がった」としている。