札幌の冬の夜を彩る光のイベント第35回「さっぽろホワイトイルミネーション」が11月20日、札幌市の大通公園など3会場で始まった。使用する電球は昨年より7万個多い過去最高の52万個となった。駅前通や南1条通会場の電飾も一段と華やかとなり、雪景色の街に幻想的な世界を作り出している。
市や観光協会、商工会議所などで構成する実行委員会の主催。20日に行われた点灯式では、会場を埋めた市民や観光客がカウントダウンを行い、一斉に広がる光の輪に歓声を上げた。
今年は大通会場を拡大し、オブジェも一新した。会場内には、ホットドリンクを飲みながら休憩できる場所も設けられた。
ホワイトイルミネーションは、1981年に日本初の光のイベントとして約1千個の電球で始められた。今では観光都市札幌の冬を代表するイベントの一つとなり、国内外で広く知られている。
実行委員会事務局の札幌観光協会は「雪景色の中のイルミネーションが見どころ。ぜひ、札幌を訪れて旅のいい思い出にしてほしい」と呼びかけている。
期間は、大通会場が12月25日まで、駅前通が来年2月11日まで、南1条通は今年から期間が延びて来年3月14日まで。点灯はいずれも午後4時半から午後10時まで。
また、11月27日からは、今年で14回目の開催となる「ミュンヘンクリスマス市」が大通会場で始まった。札幌市が友好交流を行っているドイツ・ミュンヘンのクリスマス市を再現したもので、ドイツ料理やホットワイン、クリスマス飾り、手工芸品などを販売する店が多数並ぶ。期間はクリスマスイブの12月24日まで。
ホワイトイルミネーションが開幕