家具・インテリア製造販売最大手のニトリホールディングス(HD、本社・札幌市)、札幌市芸術文化財団、札幌観光協会、小樽観光協会の4者は8月22日、札幌、小樽の両地域の芸術文化や観光の振興で連携、協力する「芸術文化・観光に関する連携協定」を結んだ。
両地域の芸術文化施設と観光イベントの連携、観光情報の発信の相互協力などを通じて、札樽圏の周遊観光の推進を目指す。
札幌市内で行われた締結式には、ニトリHDの似鳥昭雄会長、札幌市芸術文化財団の理事長を務める秋元克広札幌市長をはじめ、両市の観光協会長らが出席。4者の代表が協定書に署名し、今後の連携、協力を確認し合った。
ニトリHDの似鳥会長は「両地域が一体となって取り組むことで、札樽圏の魅力ある観光の実現とアピールにつながる」と期待。
札幌市芸術文化財団の秋元理事長も「札幌芸術の森とオープンする小樽芸術村との相互交流などをはじめ、双方の良さを生かした連携、協力を深めたい」と強調した。
連携協定を受けて、今後、札幌芸術の森と小樽芸術村との作品に関する交流、雪まつりイベントの共同プロモーション、両地域の観光施設を紹介するマップの製作や共通パスの導入などを検討していく。
また、ニトリHDが、北海道と芸術文化の振興に向けた連携協定を結んでいることから、道の施設とも広く連携した取り組みも考えていく。