東京イーストサイドホテル櫂会(東京都江東区)はこのほど、多摩美術大学と産学協同企画として、アート作品を巡る「謎解き宿泊プラン」の販売を始めた。2月1日に3周年を迎える同ホテル開業3周年企画。将来ある学生のアート作品を多くの人に見てもらうきっかけを作る。
同プランでは、謎を解きながら巡るアート作品として、開業から産学協同プロジェクトとして同ホテルと、東京コミュニケーションアート専門学校、多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻とで授業の一環として制作された学生の作品を展示している。
館内には、授業で制作した作品を計105点設置。多摩美術大学の学生の作品は、4階室フロアの廊下に染色の20作品、3階客室フロアの廊下に織物の24作品が設置されている。東京コミュニケーションアート専門学校の学生の作品は、「47都道府県擬人化作品」をキーワードに、2階客室フロアに61点設置されている。
同ホテルでは、これから社会へはばたくアーティストの卵である学生たちに発表する場を提供したいという願いのもと、アート作品だけに限らず、客室のアメニティ開発、館内での生演奏の披露などを行っている。
館内に展示されたさまざまな学生アートが来訪者を待っている