東京スカイツリーを運営する東武タワースカイツリー(東京都墨田区)は7月22日、スタッフが着用する新ユニフォームを発表した。2012年5月の開業以来初めてとなるリニューアルで、10月1日から着用する。
新ユニフォームは「日本の魅力の再認識」を意識。日本古来の柄「麻の葉文様」を各所にあしらうとともに、着物の襟元を想起させるデザインを採用し、東京スカイツリー周辺の下町の情緒とスカイツリーの先進性を表現している。
デザインは、文化服装学院の学生から募集。多数の応募の中から東山恵さんのデザインを採用した。
「コンセプトに沿ったデザインを作ることができた。好き、嫌いなどいろいろな意見があるかもしれないという不安もあったが、現在は自分のデザインを皆さんに見てもらえる喜びの方が大きい。この新ユニフォームを通して、着用するスタッフの皆さんが楽しく快適に過ごせ、また来場した皆さんが視覚的に楽しめるよう、居心地の良い空間になればと願っている」と東山さん。
発表会の冒頭で同社の岩瀬豊会長兼社長は「今年度開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、新しい装いで国内外のお客さまを快適に迎えるために計画を進めてきた。東京オリ・パラは来年に延期となったが、ユニフォームの開発は順調に進み、本日の発表会を迎えられた。コロナウイルス感染予防対策に重点を置きつつ、大勢の皆さんを快適にお迎えしたい」と述べた。
同社が東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と、東京2020オフィシャルサポーターの契約を締結したことも併せて発表。23日の夜には、東京スカイツリーをオリンピックの5色のシンボルカラーでともす特別ライティングを実施した。
10月から着用する新ユニフォームを披露(©TOKYO―SKYTREE)