東武鉄道と東武タワースカイツリーは7日、東京スカイツリーと、スカイツリーや周辺商業施設からなる「東京スカイツリータウン」の開業日を来年5月22日と発表した。併せて、スカイツリータウン内の入居予定小売店の概要とスカイツリーの第1、2展望台の入場料金も発表。両展望台への入場料が大人の場合、合計3千円からとなることや、団体客向けには6カ月前から入場券を販売することを明らかにした。
来年3月ごろの開業としていたが、東日本大震災の影響もあって延びた。来年2月末に竣工し、5月22日にグランドオープンする。
東京スカイツリー展望台の入場料は、高さ350メートルの第1展望台が大人2千円、中人(12〜17歳)1500円、小人(6〜11歳)900円、幼児(4〜5歳)600円。地上450メートルの第2展望台が大人1千円、中人800円、小人500円、幼児300円。25人以上の団体向け料金は第1展望台にのみ設定。一般団体は、大人1800円、中人1350円、小人810円、幼児540円。学校団体は、大人1600円、高校生1200円、中学生1050円、小人720円、幼児480円。
第1展望台は、日時指定、日付指定、当日販売券があり、日時指定券の場合、500円の加算料金が必要となる。
個人の事前入場券は、入場の2カ月前からウェブサイトで販売。開業1カ月半程度は混雑が予想されるため、日時指定券のみ販売。団体客向けには、今秋に専用予約センターを開設する予定だ。
展望台の営業時間は、開業初年度は午前8時〜午後10時。季節波動や混雑状況に合わせ拡大営業も予定する。
東京スカイツリータウンは、スカイツリーのほか、310店舗が出店する商業施設「東京ソラマチ」、オフィスやレストランが入居する「東京スカイツリーイーストタワー」などで構成。
東京ソラマチは、床面積5万2千平方キロメートル。地域住民向けの買物エリアのほか、江戸伝統の寄席芸と共に料理が楽しめる「江戸味楽茶屋 そらまち亭」(客席数160席)など、下町文化や日本各地の名物を楽しめるレストランやスイーツショップ、土産店がそろう。
初年度の来場者数はスカイツリータウンが2500万人、スカイツリーは540万人を見込む。
7月から7カ所で 観光業向け説明会
東武タワースカイツリーは7月1日から、全国7カ所で順次、旅行会社、バス会社など観光関係者向けの施設概要説明会を開く=別表は説明会の詳細。スカイツリーの入場料や団体予約の方法、地元墨田区の観光素材などを紹介し、旅行商品造成につなげてもらう。
問い合わせは、同社営業計画部(TEL03・3621・5635)。
開業日を記者発表した(7日)