東武鉄道高架下に複合商業施設
東京都台東区にある浅草と、同墨田区にある東京スカイツリータウンを結ぶ新たなエリアが誕生する。東武スカイツリーラインの「浅草駅」と「とうきょうスカイツリー駅」の間にある鉄道高架下の複合商業施設「東京ミズマチ」のウエストゾーンが4月に開業した。また、それに先立ち、隅田川に新設される歩道橋「すみだリバーウォーク」が開通した。
浅草と東京スカイツリーを結ぶ新たな東西軸が整備され、浅草寺から北十間川エリア、そして東京スカイツリータウンまでの約1・4キロメートルが最短で結ばれた。「訪れる人に楽しみながら回遊してもらえるルートを創出し、浅草、東京スカイツリーエリアの連携を一層強化する」と東武タワースカイツリー。
併せて、教育旅行の誘致も積極的に進める。浅草エリアは大型バスが駐車できるスペースが少ないため、例えば、大型バスが浅草に到着した際に、修学旅行生を下ろしてから東京スカイツリーの専用駐車場に移動していったん待機する。その間、修学旅行生は、浅草周辺と、すみだリバーウォーク、東京ミズマチを回遊してもらいながら、東京スカイツリーへ移動してもらう、といった提案をしていく。
東京ミズマチでは、テラス席を設けたカフェやベーカリー、日本初出店となるニューヨークで人気のレストランなど、個性豊かなショップをそろえた。また、公園と水辺の周辺環境を生かし、テイクアウトが楽しめる店舗が出店する。6月から順次開業予定のイーストゾーンでは、ボルダリングジムを中心としたスポーツスタジオに加え、カフェやサイクルショップなどを併設した店舗などが出店する予定だ。
北十間川から望む商業施設