東京全日空ホテルと林野庁山梨森林管理事務所は18日、「東京全日空ホテルの森」造成で合意した。これを受け、同ホテルは4月から、国有林であるつつじヶ崎の森の一部(約2ヘクタール)で植林活動を行う。こうした取り組みは「業界初」という。
活動の場となる地域は甲府市の武田神社近くのつつじヶ崎にあり、東京ドーム半分ほどの広さ。同ホテルと同管理事務所が財団法人オイスカと協働し、ホテルの社員ボランティアらがケヤキやヤマザクラなど約1千本の苗木の植林、下刈りなどを行う。
同ホテルは昨年4月から、連泊客へのシーツやタオルの再利用を呼び掛けた。その結果、「12月までの9カ月間で延べ約6千人のお客さまの賛同をいただいたことでクリーニング量の削減、水の節約や洗剤による水質汚染の減少を図ることができた」という。同時に年間300万円程度のコスト削減を見込み、今回はこの300万円を森づくりに運用する。