東京都北区は2月20日、明治の実業家・渋沢栄一ゆかりの飛鳥山公園に「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」をオープンする。NHK大河ドラマ「青天を衝け」の放送開始を受け、北区をゆかりの地としてアピール、観光客の増加、地域活性化を目指す。
同公園には渋沢が別荘として邸宅を構え、1901年から亡くなる31年まで本邸として暮らしたとされる。
ドラマ館はここにある区立飛鳥山博物館=写真=の一角に開設する。渋沢に大きな影響を与えたパリ万国博覧会をモチーフとしたデザインで、ドラマで使われる小道具やメイキング映像などを展示する。
ドラマ館を設置するのは東京23区で初めてという。「開設期間は12月下旬までを予定しており、20万人の来館を見込んでいる」(シティプロモーション推進担当課)。
開設に伴う観光客の増加を見込み、公園の整備にも取り組む。