
伊豆諸島の新島と式根島の二つの島からなる東京都新島村は、観光協会の閉鎖に伴い、村役場が事業主体となって新たな観光案内の窓口「もやい窓口」を立ち上げるが、そこで働く人の募集を開始した。
これまで二つの観光協会があったが、マンパワー不足などの利用から今年度いっぱいで閉鎖する。代わって村役場が設置する窓口で働いてもらう人は「地域おこし協力隊としてスタッフに加わってもらい、村職員と協力し案内の業務を作ってもらいたい」という。
募集人数は3人。普通免許を持ち、地域おこし協力隊の地域要件に該当するなどが条件。年齢、性別は問わない。村役場の指示のもと、船客案内所の観光案内窓口での勤務となる。給与は月額22万5100円で期末手当が2回あり、年収は約330万円という。住居は1LDKのアパートを準備する。
申し込み受付期間は2月13日まで。問い合わせは企画調整室、TEL04992(5)0204。
島には海水浴や釣りなどのマリンアクティビティを目的に、年間4万人ほどが訪れる。シーズンは5~9月で、観光客の7割がこの時期に来島するという。もやいは「助け合い」を意味し、渋谷にあるモヤイ像の語源にもなっている。