東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(今井明男理事長)は8、9日、東京の東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎で旅館・ホテルの業務用商品を展示する第42回「ホテル・旅館生衛業フェア」を開いた。組合の創立50周年を機に一時中断していたが、4年ぶりに復活。2日間で延べ300人の組合員らが訪れた。
「進化の著しい、最新の業務用商品を見て、自身の旅館・ホテル経営に生かしていただきたい」(事業担当の林茂樹副理事長)と開催したもの。組合の指定商社を中心とした約30社が出展。コンピューターシステム、AV機器、メンテナンス用品、寝具など、旅館・ホテルの営業に欠かせない業務用商品を展示した。
宿泊施設などのメンテナンスを手掛けるAAAメンテナンス(本社・神奈川県)はベッドやカーテンに潜む南京虫の駆除を提案。近年、海外から知らぬ間に害虫を持ち込む宿泊客が増えているといい、害虫によるトラブルの防止に向けて、室内の衛生診断と駆除の必要性を訴えた。
水回り商品を販売する石塚哲央商店(本社・東京都)は、節水や省スペース効果がある洋式便座をアピールした。
組合の今井理事長は「旅館・ホテル経営の一助となる展示会で、来年度もぜひ開催したい」と話した。
にぎわった展示会