東北地方整備局と東北運輸局はこのほど、2017年に東北の港湾に寄港したクルーズ船が、前年比13%増(9回増)の78回で過去最高だったと発表した。このうち外国船社が運航するクルーズ船の寄港回数は同69%増(11回増)の27回で過去最高を更新した。
港湾別の寄港回数は、青森港が22回(うち外国船社15回)で最多。続いて秋田港が18回(同7回)、仙台塩釜港が12回(同1回)、酒田港が6回(同1回)、船川港が4回(同1回)、大船渡港が4回(同0回)、能代港3回(同2回)、八戸港、宮古港、小名浜港が各3回(同0回)。
東北の港湾に初めて寄港したクルーズ船は、いずれも外国船社の船舶で4隻。4月12日に青森港に「ドーン・プリンセス」(7万7441トン、乗客定員1998人)、5月14日に青森港に「シーボーン・ソジャーン」(3万2346トン、同450人)、5月19日に能代港に「ロストラル」(1万700トン、同264人)、8月2日に酒田港に「コスタ・ネオロマンチカ」(5万6769トン、同1572人)が初寄港した。
各港湾関係者がクルーズ船の誘致活動を展開したほか、寄港に合わせて、地元の関係機関が伝統芸能を披露するなど、旅客の訪問を歓迎した。