日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、会員旅館を対象に毎月実施している宿泊実態調査の2020年4月の結果をまとめた=表。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言の発令などを受けて、東北6県の合計は宿泊人員が前年同月比92.0%減、売り上げが同82.8%減となった。
回答数は東北6県に所在する旅館97軒。
宿泊人員の前年同月比を県別に見ると、新型コロナウイルスの感染者が確認されていない岩手県が87.8%減。他の5県はいずれも90%以上の減少率だった。国内外からの宿泊キャンセルや旅行減少の影響を受けたほか、休館、休業を強いられた施設も多かった。