JNTO、飛込競技の人気選手を招請
日本政府観光局(JNTO)は、東京オリンピック・パラリンピックを契機とした英国向け訪日旅行プロモーションの一環として、飛込競技の英国代表で高い知名度を持つトム・デイリー選手を起用したキャンペーンを実施した。8月上旬にデイリー選手を東北に招請し、自然や文化を楽しむ様子を動画で撮影。その動画を順次公開し、日本の地方の多様な魅力をPRしている。
デイリー選手は、10メートル高飛込が専門。北京五輪に大会最年少の14歳で出場。ロンドン五輪では銅メダルを獲得した。公式SNSのフォロワー数は500万人を超え、英国内外にファンを持つ。
1~9日に東北に招請。福島県の会津若松、東山温泉、裏磐梯・五色沼湖沼群、山形県の出羽三山・羽黒山、宮城県の田代島・綱地島、仙台七夕まつり、青森県の奥入瀬渓流、ねぶた祭などを楽しんでもらった。會津藩校日新館(福島県)で弓道体験、羽黒山で山伏体験、奥入瀬渓流でトレッキングなどにも挑戦してもらい、その一部が動画に収録されている。
12日には、ロンドン市内にある日本の情報発信拠点「ジャパン・ハウス」で英国のメディアを対象としたイベントを開催した。日本滞在中に撮影した動画を上映し、デイリー選手が訪日旅行での体験などを語った。
福島県会津若松市の會津藩校日新館でデイリー選手が武士道体験