東北6県の代表的な夏祭りが一堂に集結する「東北六魂祭2016青森」の実行委員会がこのほど、青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」で共同記者会見を開いた。今年の六魂祭を6月25、26日に青森市内で開催することを発表した。
六魂祭は、東日本大震災の「鎮魂と復興」に向けて、仙台市での開催を皮切りに、6回目の青森市で東北各県を一巡する。今年のテーマは「跳(はねる)」で、青森ねぶた祭の跳人(はねと)と、東北の災いを跳ね飛ばし、さらなる飛躍を目指す願いから決めた。
実行委員会会長の鹿内博・青森市長は「東北の復興は道半ば。復興の思いを語り継ぎ、絆を深めることが大切。六魂祭で東北を盛り上げたい」。実行委員長の若井敬一郎・青森商工会議所会頭は「新幹線の開業で大勢の観光客が訪れる。青森の伝統と文化、食や物産品を紹介し、東北の復興がさらに前に進むことを期待する」と述べた。
記者会見には祭りを披露する東北各地の市長が参加し、祭りをPRした。六魂祭で披露されるのは青森のねぶた祭のほか、秋田の竿燈まつり、盛岡のさんさ踊り、山形の花笠まつり、仙台の七夕まつり、福島のわらじまつり。
六魂祭の来年以降の開催については未定で、今後協議する方針。
盛岡市の少年書道家・高橋卓也君(16)の力強い揮毫が何とも頼もしい