東急(東京都渋谷区)と東急不動産(同)は、瀬長島(沖縄県豊見城市)にホテルコンドミニアム「STORYLINE(ストーリーライン)瀬長島」を共同開発している。東急が新たに手掛けるレジデンシャルホテルブランド「STORYLINE」の1号店で、2024年4月開業予定。
建設予定地である瀬長島は那覇空港に近接し、約50店舗が集まる商業施設、「瀬長島ウミカジテラス」が立地する。同ホテルは同空港から車で約10分とアクセスが良く、週末の他の都道府県からの気軽なリゾートステイ需要にも対応する。全室オーシャンビューで、周辺のホテル比で広い標準面積を有し、「大人数でも快適に過ごすことが可能。都市至近ながらも、ゆったりとしたリゾートライフをお楽しみいただける」と同社。
今回展開するホテルコンドミニアムは、事業主が客室を分譲し、購入した客室オーナーは自らが同客室を優先的に利用できる形態を採用する。同オーナーが利用しない期間はホテルオペレーターがホテルとして営業し、客室収入の一部が還元されることで、維持管理コストの軽減にもつなげることが期待される。
沖縄県内で、東急は宮古島東急ホテル&リゾーツ(宮古島市)、那覇東急REIホテル(那覇市)を展開し、東急不動産は、ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村)、東急ステイ沖縄那覇(那覇市)の開発実績を有する。両者が連携することで、グループ施設を中心とするネットワークの充実を図り、同県内の地域観光発展に貢献していく方針を示している。
外観(イメージ)