山形、米沢、会津の3信用金庫と信金中央金庫は、東武トップツアーズと連携し、山形・米沢・会津地方への旅行モデルコースを作成した。地域の魅力を全国の信用金庫に発信し、各信用金庫が主催する団体旅行などを誘致することで、地域活性化につなげる。誘客目標は1万人。
2泊3日の行程で「歴史を感じる山形・福島の旅」「趣味多き道中の山形・福島の旅」「東武特急で行く福島・山形の旅」の計3コースを企画した。「”あい”が沢山~会津・米沢・山形の旅~」と銘打ったパンフレットには、知名度の高い観光スポットや各信用金庫が取引先とする宿泊施設、食事処、土産処を多数掲載。地域密着の信用金庫だからこそ知っている地域の魅力を紹介している。
会津地域への鉄道路線を有する東武グループの東武トップツアーズと連携することで、信用金庫業界にとどまらず、幅広く旅行客を誘致する。東武トップツアーズの中田修樹・東北統括部長は「全国一系である弊社の167の拠点の社員が発地・着地で信金と連携をとり、手配などのお手伝いをしたい」と話す。
旅行誘客のためのモデルコースを信用金庫が作成するのは今回で28例目。複数の信用金庫が県をまたいで連携したのは、福岡・佐賀・長崎に次いで2例目となる。