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トップツアーと東武トラベルが4月1日に合併して発足する新会社「東武トップツアーズ」(東京都墨田区)の組織形態・陣容が固まった。従業員数約2300人、国内拠点167店舗で業務を開始する。両社が9日、新会社の組織概要や今後の事業方針、重要人事、ロゴマークなどを発表した。
組織は、専門性の高い営業を強化するための「営業統括本部」、会社の予実管理を行う「管理統括本部」に分離する。営業統括本部には、法人、教育、公務、国際、スポーツ、カウンター、メディアの各営業部などが傘下に入る。東武グループ各社の業務を受託するため「ビジネスサポート営業部」を設置し、コンシェルジュ機能のほか、保険や土産、商品券・ギフト券販売などの旅行関連事業を担う。「事業開発部」は新規事業を担う。
商品は、2015年度上期(4〜9月)は国内・海外商品ともトップツアー「CUTE」、東武トラベル「ユニック」が存続する。新ブランド商品造成・販売は下期(10月以降)になる見込み。国内商品は、両社商品をベースに方面別などによって区分する。その際、重複商品の整理・廃止を行う。
ロゴに使われる「三つのT」は、「TOBU TOP TOURS」の「T」、「ありがとう=Thanks」の連鎖を表現し、色は、両社と東武グループのコーポレートカラーを使用することで、三者の融合のシンボルとした。
トップツアーは全国や海外に広いネットワークを有し、教育旅行を中心とした団体旅行に強い。東武トラベルは東武鉄道沿線を中心に多くのカウンター店舗を持ち、地域密着の個人営業を行っているほか、宗教旅行にも強い。両社は補完関係にあるとも言えるため、新会社は団体、個人分野ともに相乗効果の拡大が期待されている。
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