東洋大学国際観光学部は、東京都「大学等と連携した観光経営人材育成事業」の一環として観光経営人材育成講座「持続可能な観光地マネジメントにむけて」をオンラインで実施する。実施日は1月28日と2月4日の2日間で受講料は無料。
SDGsが着目されており、観光面でも現在と未来の経済、社会、環境への影響に十分配慮した地域づくりを考えなければならない。また、政府が提唱する「新しい資本主義」の4重点分野の一つであるGXとも関連し、経済システムの中で位置付けされながら、実効性のある仕組みも検討されている。東京都でも「持続可能な観光の推進」を重要事項として位置付けている。
講座では、持続可能な観光について、いかに効果を発現させるか、そのための仕組みや評価について、会計、経済や地域の合意形成の観点から講義する。釜石や東京での取り組み、イギリス、フランス、デンマークにおける現状も具体的に紹介する。
各講義のタイトルは「フランスにおける持続可能な観光への取り組み」「経済の観点から見た持続可能な観光」「会計・投資の観点から見た持続可能な観光」「自然風景地における持続可能な観光」「釜石市における持続可能な観光への取組」「英国における持続可能な観光に向けた現状」「デンマークの観光まちづくり」「デンマークのオンデマンドツアー」など。
東京都に在住または在勤の人が対象。募集定員は40人。応募締め切りは1月25日。応募方法と講義スケジュールの詳細は東洋大学HP(https://www.toyo.ac.jp/news/research/cooperation/ciit/tokyo-toyokanko2022/)に掲載されている。